2012年度入試 東大合格体験記 - 理二 Y.Y.さん

東大受験までのエピソード

高校に入ったばかりのころ、寮に入り、自習時間が一日3時間近く課されていたので、1年のころはかなり成績が上位でした。寮では、通学にも時間を取られないし、友達も常に周りにいて、初めは楽しいし、充実した毎日でした。しかし、だんだん、ゲームなし、ケータイなし、門限8時、男子校というシビアな生活が嫌になってきました。実際、これは想像以上に過酷です。他の学校の話を聞くたびに、「なぜオレはこんなに青春をしていないんだ」という気持ちになっていました。周りの人たちも、この環境のせいでやりきれない気持ちから、だらけていったり、やけになって酒、たばこに走ったりしていました。

しかし、こんなところでくじけたら人生が台無しになると思って、こんなに青春ができないのならそれ相当の成果を上げてやろうじゃないかという気持ちが沸き起こりました。そこから部活にも、勉強にも超本気で取り組み始めました。毎日毎日、学校に行き、3時間サッカーをやり、3、4時間勉強して寝るという、今考えると、自分でもすさまじい生活をしていたように思います。2,3年の時はキャプテンをやって、あと一勝で地区予選を勝ち抜き、全道大会に駒を進められるというところまで行きました。そこでは負けてしまったのですが、例年に比べれば快挙と言って良いくらいだったし、本当に悔しいという気持ちを経験することが出来ました。

実際、現役で落ちてしまった時より、チームでやって負けてしまった時の方が何倍もくやしかったです。現役ではぎりぎり3点差で落ちてしまったのですが、そこから立ち直れたのも、浪人中、意識高くやっていけたのもその悔しい経験と、高校時代を部活に使って、結果もある程度残せたという自信からでした。この経験が、最後には合格につなげてくれました。

何かを本気でやるというのは、入試でも、他の何をするにしろ、絶対に大切なことです。それを学べたというのは、青春時代の楽しみを捨てたことを差し引いてもプラスだったと思えます。やはり、行きたい大学に行くためには、本気でやるというのが一番大事な要素だし、その経験はまたほかのところで絶対に役に立つはずです。ある意味、それが、「何のために勉強するのか」という問いへの一つの解答だとも思います。